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多良岳の仙人

YYこども食堂スタッフ交流会でもあった長崎県こども食堂研修会   57冊目の読書

心配かけました。杖ついてみっともない姿で参加したこども食堂長崎県こども食堂交流会。YYこども食堂はスタッフの慰労も兼ねて8名参加した。素晴らしい交流会だった。
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島原名物具雑煮+かんざらしに舌鼓を打つ。こちらも素晴らしい交流会だった。ところが僕は満身創痍。一夜明けて病院へ。「脊柱管狭窄症」とのこと。要するに加齢による症状だとの事。ぼちぼち付き合いながらやるしかない。心配かけました。

📕私の憲法体験 日高六郎著 
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 戦後民主主義の戦後を、あるいはアメリカンデモクラシーのアメリカンをいかに取り除いて原則的な民主主義国家をつくりあげるか。それを訴えたのが本書だ。むろん著者はそのような言い方を直截(ちょくせつ)にはしていない。しかし現行憲法を守り、憲法九条の意味を正確に「きちっと読む」「判断力をもつ」「行動する」を主要な柱と考え、そのために「十五年戦争」を記憶に刻み、歴史として残し、人間としての倫理観に結びつけてこそ「第九条の世界的先駆性を語る」資格を有するとの指摘にはある世代の強烈な思いが宿っている。
 逆説的な言い方だが、「第九条を懲罰として受けとる自覚」が前提というのは至言だ。
 著者は、戦時下で海軍技術研究所の一員として「所見」を書いた。一億玉砕の否定、国策転換という知的家庭環境で得た内容だが、それが戦後体制と重なっているとの自負のもと、とくに憲法制定時の占領国アメリカと被占領国日本の相克の中に、今の私たちが守護すべき史実があると訴えている。歴史が忘却される現在にあって、羅針盤の役を果たそうという信念が各頁(ページ)から聞こえてくる。
📖現憲法が「アメリカから押し付けられたものか」についても、詳しく触れられている。


# by tara1433 | 2024-03-03 03:42 | Comments(1)

これまでとこれからと 

これまでとこれからと _b0400731_18274105.jpg
用事はなく、寒さもあって1日中インドア・我が家で過ごす。暇だと、どうしても、過去・現在・未来についてボーとしながら物思いに耽る。気になるのは能登半島被災地や千葉県沖での相次ぐ地震についてだ。そんなことを考えていたら、こんな冊子を見つけたので読んでみた。この会は、僕が事務局長を務めて運営した。大まかには、宮城県仙台市の伊達家の菩提寺「輪王寺」が事務局になっていた東日本被災地の海岸線にどんぐりを植樹する全国的な取り組みに賛同して諌早でも「諌早でどんぐりを育てて被災地を支援しよう」という会を立ち上げた
本気で取り組んだ。輪王寺から6,000個のどんぐりを取り寄せて育苗することから始まった。ポットにどんぐりを入れて毎日水やりをして2年間育てた。多くの諌早市民が協力を名乗り出て、それぞれ自宅で育苗した。学童保育所や小学校も名乗りをあげた。
◆育苗した苗木を植樹するために事前の現地視察に派遣した時のメンバーと報告書である。人間の背丈の倍くらいの高さの津波の爪痕が写真で報告され、大災害の事実を知らされた。
翌年には、当時の宮本諌早市長の親書を携えて宮城県岩沼市長に手渡し、宮城県「千年希望が丘」に無事植樹した。
僕は、この活動を1957年諫早大水害や1990年雲仙普賢岳災害への全国から寄せられた支援への恩返し事業として位置付けた。その証拠に、雲仙普賢岳災害に寄せられた全国からの支援金を原資として設立された「長崎県民ボランティア振興基金」を活用した事業であった。
◆次世代へも語り継いでもらおうと中学生2名も引率していくことにした。今は、社会人になっている。この記憶をどのように語り継いでいくか。
そして昨年は、この会のメンバーの一人が現地視察した。植樹したドングリが「背丈の倍くらいに成長していた」と報告会の中でビデオで報告した。
「これから、おそらく何百年と生き続け、記憶を現地の人々に語りつつ津波対策として語り継がれるだろう」と一同で感激に浸り「ぜひ、来年(今年)は視察に行こう」と準備段階に入った。
そんなタイミングで能登半島地震災害が発生し、とりあえず視察の延期を決定した。できれば来年か再来年には東日本被災地と能登半島の視察・ボランティアを兼ねていきたいと有志で話し合っている。
📖そんな思い出深い報告集である。今年、56冊目の読書。


# by tara1433 | 2024-03-02 17:21 | Comments(0)

2月度ランキング「ブログ・FB」を振り返る(能登半島半島募金・YYこども食堂・「月曜の声」街頭演説会 いきいきサロン

🌸今年も早や3月、桜の開花予想が発表されるシーズンを迎えた。

乗り合いタクシーと県営バスで所用を済ませて、2月について振り返ってみた。どんな1カ月だったか。①まずは能登半島地震災害の支援カンパ(既報)を取り組んだこと。同時に「月曜の声」街頭演説会 ②YYこども食堂をボランティアスタッフの仲間たちと10回(毎週・火曜と木曜、第2第4土曜)取り組んだ事 ③ブログ・FBの日々更新(アクセス数1,100、116回のシェアー、コメント、いいねボタンなど多数)特筆すべきコメントは「諌早湾干拓調整池に太陽光」「市役所前中央公園広場に市民センター移転建て替え」であった。④今年は例年になく読書が捗っている。2カ月で55冊読破。⑤地域包括ケアシステム「いきいきサロン大楽会」の取り組み

・公職を卒業して「友達申請」も、お断りして、多良岳の仙人の隠居生活の楽しみとして綴るブログ、それだけで満足なのに多数のアクセスをいただいたことに感謝したい。テレビが無いこともあって、何か生きがいみたいになっている。

📕読書感想 児童向け中国古典が面白い 今年56冊目

~『論語』って、むずかしくないよ!孔子は大昔のひと。だけど、言葉は今に生きている。古典なのにすらすら読める古典なのに声に出して読みやすい10代のための新シリーズ。~

目次

1章 品位ってどんなもの?(苗にして秀でざる者あり。秀でて実らざる者あり。2章 君子ってどんな人?(仁者は難きを先きにして獲るを後にす、仁と謂うべし。3章 よろこびを感じる心(老者はこれを安んじ、朋友はこれを信じ、少者はこれを懐けん。

📖感想 人間としての原点みたいなものである。なかなかうまくいかないとき、常に原点に返れ、基本に返れと口酸っぱく諭されてきたから、児童書でありながら、大人を含めてすべての人間に当てはまる、謂わば戒めであった。


# by tara1433 | 2024-03-01 14:18 | Comments(0)

困ったときはお互い様 能登半島支援カンパ  中国古典に学ぶ「読書感想」

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毎週月曜日に取り組んでいる「月曜の声」で1月~2月、毎週月曜日に取り組んだ街頭募金と「困ったときはお互い様」とYYこども食堂から寄せられたカンパを本日、社会福祉協議会に届け出て日本赤十字社へ送金してもらった。
地震災害から2カ月、本当に大変でしょうが頑張ってほしいと願う。カンパに寄せられた諌早市民の思いの底には1957年の諫早大水害への「恩返し」の意味も含まれているのだと思った。
📕読書感想  児童書で中国の古典に学ぶ 本年55冊目の読書                                       
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どもたちが日常生活での人間関係をつうじていだく悩み、疑問に対し、優しく孔子先生が手をさしのべる。『礼記』にある言葉の中から、人とのかかわりを持つ上で大切な「思いやり」について子どもたちにまなんでもらう。また、『礼」とはどんなものかを、どう伝えたらいいのかと迷う親にとってもヒントが満載の一冊。本文の漢字にはすべてルビがふられてあり、音読に最適です。
「礼に始まり礼に終わる」
将棋では「お願いします」から始まり「負けました」で終わる。そんな礼節をわきまえた人間関係にも心がけている。更に、今年の目標にもしたが「怒らない」そんな1年にしたいと思う。僕の三番目の子どもは中国の故事から「朋」と名付けた。「朋有遠方より来るまた楽しからずや」、友を大事にする。そんな人間に育ってほしいと名付けた。ラグビーの「ノーサイド」も同じ考えだろう。日本の文化・スポーツには礼儀に通ずる「道」という考え方がある。武士道ともいう。華道・茶道・将棋・剣道・柔道・相撲などはじめ、すべてに通用する考え方である。中国と日本は長い長い付き合いの歴史と文化がある。
🌷雑感
・僕が作るチラシは障がい者施設の印刷部門である。即対応してくれるから大助かりである。現在は車いすの青年「大ちゃん」が担当してくれている。発注と受け取りに行くときの会話が楽しみになっている。本日、別のチラシを発注して帰ってくる。
・市役所で用事を済ませてロビーにいると市議会が開会されていた。顔なじみの元同僚議員が市当局とバトルの最中だった。とても懐かしかった。
・そうこうしていると知人から市民相談。なんとも複雑な気分になる。「そんなことってあるの?」と驚くような内容だった。

# by tara1433 | 2024-02-29 18:53 | Comments(0)

四国遍路講演会言いたい放題思いの丈を講演す  読書感想・今年54冊目 

★四国遍路講演会                          
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僕の体験記を語った。社会福祉法人「むつごろう会」の生活訓練として行事の一つ。パワーポイントとビデオを使って1時間、話をさせていただいた。久し振りの講演で少し緊張したが質問も飛び出して有意義な公園だったように思う
📕読書感想(今年54冊目)                                           
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こわい2人は共通点だらけ。血液型B。酒も煙草もやらない、甘党で仕事一筋。そして、どん底から這い上がった、弱者に優しい苦労人
◇野村克也が活躍した時代のプロ野球のスーパースターは王・長嶋である。野中広務が活躍した時代の政治的スーパースターは小泉元首相である。野村と野中の共通点はお互いに苦労人であることだ。野村は母親を楽にさせたいとプロ野球の「テスト生」として球界入りした。野中は被差別部落出身で、現在の政界について「現在の国会議員は世襲とか官僚とかタレントとかの勝ち組ばかりで弱者への想像力を欠いている」と自民党の重鎮でありながら書いている。「憎まれ役」というより反骨精神で公平無私を貫いた人である。野村にしても「野村ノート」に代表される「コツコツ努力」を貫いた人であり、生き方として甥に参考になる。

# by tara1433 | 2024-02-28 06:13 | Comments(0)

団塊の世代のこれからを語る

by tara1433